不動産の面積を表す単位には、いくつか種類があります。
住宅の間取りや単価は坪を基準に考えることが多いですが、面積は平米(㎡)で表記することが定められています。
したがって物件情報では、こちらの単位で掲載されています。
そのため希望する物件を探すには、平米に換算する計算式を知っておくと便利です。
面積の単位・坪と平米 面積表記の種類
不動産の物件情報に登場する単位は、主に以下の3種類です。
1畳:畳1枚の広さ(1.62㎡、0.5坪)
1坪:畳2枚の広さ(約3.3057㎡)
1平米(1m2):一辺が1m四方の正方形(約0.3025坪、0.6畳)
なお畳は地域により、主流のサイズが異なります。
主に中京地方と東北・北陸の一部地域で使用される「中京間」が、1.6562㎡(91cm×182cm)最も近いです。
京都や関西地方で使用される「京間」はこれより大きく、関東地方で使用される江戸間・集合住宅に多い「団地間」はこれより小さいです。
いま住んでいる家で使われているものと同じ規格であるとは限りませんので、目安として判断してください。
面積の単位・坪と平米 面積の換算式
それぞれの単位への換算式は以下の通りです。
・坪 → 平米:坪数 ÷ 0.3025
・平米 → 坪:平米数 × 0.3025
すでに土地の広さが分かっているときは、この式で相互に計算することができます。
面積の単位・坪と平米 物件検索のポイント
希望する坪数から平米数を知りたいなら、坪数 × 3.3㎡で概算値を計算できます。
前項の0.3025を使用する計算式より誤差は大きくなりますが、物件検索の段階では計算しやすいので便利です。
例えば土地50坪・建築面積30坪の不動産を探す場合なら、平米換算にすると以下のようになります。
土地面積は、165m2(50 × 3.3㎡)です。
そして建築面積は99m2(30 × 3.3㎡)で、およそ60畳の面積になります。
したがって物件検索では、165㎡と99㎡が目安となります。
概算値なので建築設計などではより厳密な測定が必要ですが、おおよその広さを把握するだけであれば十分です。
面積の単位・坪と平米 住宅設備や家具類
屋内の設備類の寸法は、ミリメートル(mm)で表記されます。
メートル(m)に置き換えた値も知っておくと、室内のイメージも掴みやすいでしょう。
1m = 100cm = 1,000mm
まとめ
不動産物件の面積表記と、換算式について解説しました。
実際の土地は、L字型や旗竿地のような不整形地があります。
しかし紹介した計算式でおよその面積を把握できるので、四角形ではない不整形地でも、建てられるサイズ感の目安となります。
土地面積を比較・換算したいときには、ぜひお試しください。