旗竿地(はたざおち)とは、土地の形が旗と竿のような形になっている土地のことをいいます。
お子様ランチのあの旗が付いたつまようじを思い浮かべると分かりやすいかもしれませんね。
独特な形の土地ですが、さまざまなメリットやデメリットなどのポイントが存在します。
旗竿地を購入するときのポイント!メリット・デメリットとは?
どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
この土地のメリットはまず、土地の価格が安いことです。
独特な形の土地なため、周辺の土地相場よりも安いことがほとんどです。
立地良好な土地購入を予算の関係で諦めていた方でも、旗竿地なら安く手に入れることができるのがポイントです。
そして形の性質上、道路よりも奥に家が建つので住環境は静かです。
騒音が気になる方も快適な生活を送ることができます。
あとは、土地の形状が独特なので、工夫次第ではデザイン性の高い個性的な家を建てることもできます。
続いて旗竿地のデメリットについてです。
旗竿地のデメリットは、通路(竿部分)の土地が狭いので工事のために必要な重機がうまく入れないことです。
そうなると職人のコストがかかってくるので工事費が割高になる可能性があります。
そして、土地の性質上、通風や採光に関しては工夫が必要になってきます。
一般的な家の間取りにしてしまうと風や光の通り道が上手くできませんので、どこから風や光がやってくるのかをきちんと見分ける必要があります。
また、活用できないスペースも生まれがちなので、空間のデザインには工夫が必要です。
旗竿地を購入するときのポイント!注意点とは?
旗竿地を購入する時に気を付けたい注意点はいくつかあります。
旗竿地の場合、通路部分の幅と長さは要確認です。
建築基準法では2m以上の通路幅がないと家の建築はできない決まりがあるので、気をつけましょう。
また、通路幅に停められる車種には幅の関係上どうしても限りがでてきます。
駐車スペースを確保したい場合の幅は2.5m以上は必要になることを頭に入れておきましょう。
工事のときや緊急時の車両が出入りできるかも要チェックです。
車両が奥まで入れないと、建築期間が伸びるなどでコストが高くなってしまいます。
周りに建物が立ち並んでいる場合は、電気や水道の引き込みの確認も大切です。
これらは広告に書いていないことが多く、また実際に土地を見ても分かりにくいので不動産にあらかじめ確認をしておきましょう。
これらのことから一般的な土地よりも後々の費用がかかってしまう可能性も頭に入れておくとよいでしょう。
まとめ
旗竿地は特殊な土地ですが、設計の工夫次第で快適に生活できる土地でもあります。
メリット・デメリットや注意点に気をつけつつ、アイデアを活用して充実した生活を手に入れましょう。