鉄骨造という建物構造にはどんなメリットがあるのか?
鉄骨造という建物構造にはどんなメリットがあるのかまずはご紹介します。
まずは「価格と耐久性・耐震性のバランスの良さ」が挙げられます。
他の建物構造と比較しても価格は木造に次ぐレベルで安価ですし、耐久性や耐震性も鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造には劣るものの、木造よりはすぐれています。
「ほどほどに安く、ほどほどに強い」という点でバランスが取れているのが魅力です。
その他のメリットとしては「木造と違って害虫被害が出にくい」「鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造と違って結露ができにくい」「通気性もなかなか良好」などが挙げられます。
鉄骨造という建物構造にはどんなデメリットがあるのか?
鉄骨造りのバランスの良さは、「他の建物構造と比較すると価格も強さも中途半端」というデメリットにもなりえます。
ほかにも「鋼材が熱の影響を受けやすいため木造よりも耐火性が低くなる可能性がある」「木造に次いで防音性が低い」「モバイルWi-Fi電波が行き渡りにくい」ことなどもデメリットとして挙げられます。
軽量鉄骨造に用いられるプレハブ工法は部材が規格化されている分、リフォームしにくい点もデメリットとなるでしょう。
鉄骨造という建物構造はどのような方におすすめなのか?
鉄骨造の建物構造は「比較的安い費用で、そこそこ丈夫な建物を建てたい方」が向いている人に挙げられます。
こだわりが少なく、バランスを重視する方にはぴったりです。
また「インターネット利用は光回線や鉄骨造でも届きやすいスマートフォン電波等のLTEモバイル回線を使う」「DIYで防音対策ができる」という方なら、鉄骨造のデメリットをカバーできるのでおすすめです。
まとめ
今回は数ある建物構造のなかでも鉄骨造りにスポットを当てて解説しました。
向き不向きがある建物構造ではありますが、価格と強度のバランスがとれていることは確かです。
「木造の強度には不安感があり、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造にするほどの予算は出せない」という方には有力な選択肢であるといえるでしょう。