住宅ローンの審査で見られる主なポイントは?
住宅ローンを利用する際、金融機関は「この人にお金を貸しても大丈夫か?」という観点から細かく審査を行います。
特に重視されるのは 担保価値・属性・個人信用情報の3つです。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
1.担保価値
担保価値とは、その物件を「もし売却したらいくらになるか」という価値のことです。金融機関はローン契約を結ぶ際、抵当権を設定し、万が一返済が滞った場合に物件を差し押さえて競売にかける仕組みをとります。
そのため、物件の市場価値が低すぎたり、再建築不可物件や築年数が極端に古い建物などは、担保として十分でない
と判断されるケースもあります。結果として、いくら本人の属性が良くても「貸したお金を回収できないリスクが高
い」と見なされれば審査に通らないこともあるのです。
つまり「物件選び」そのものが、住宅ローン審査の大きなポイントになると言えます。
2.属性
「属性」とは、住宅ローンを借りる人の個人情報を総合的に見たものを指します。具体的には以下の項目が重視されます。
* 年齢(完済時の年齢が80歳以下であることが一般的な条件)
* 年収
* 勤務先の規模や安定性(上場企業・大手企業・公務員は有利)
* 勤続年数(目安は3年以上。短いと不利になることも)
* 勤務形態(正社員が有利、派遣・契約社員・自営業は厳しめ)
* 家族構成(扶養家族の有無なども影響)
* 健康状態(団体信用生命保険=団信に加入できるかどうか)
金融機関ごとに基準の差はありますが、共通して重視されるのは「安定性」です。安定して継続的に収入が得られると見なされれば、審査に有利になります。
3.個人信用情報
最後に見られるのが「個人信用情報」です。これは、過去の借入やクレジットカード利用履歴、返済状況などが記録された情報で、金融機関は必ず照会します。
過去に以下のような「金融事故」があると、審査に不利になります。
* クレジットカードやローンの延滞
* 携帯電話の端末代の分割払い延滞
* 債務整理や自己破産の履歴
これらの情報は「ブラックリスト」と呼ばれ、一般的に5年~10年程度は記録が残ります。その間はローン審査に通るのが非常に難しくなります。
もし不安な場合は、「全国銀行個人信用情報センター(全銀協)」「CIC」「JICC」などの情報機関で、自分の信用情報を開示して確認することが可能です。ローンの申し込み前に一度チェックしておくと安心です。
まとめ
住宅ローン審査は「物件の価値」「申込者の属性」「過去のお金の使い方」の3つの軸で判断されます。どれか一つでも大きくマイナスがあると、審査通過が難しくなるため、事前にしっかり準備しておくことが大切です。
金融機関がさまざまな観点から慎重に行うため、必ずしも全員が通過できるわけではありません。
しかし実際には「なぜ落ちたのか」をはっきり教えてもらえることは少なく、「理由が分からないまま不安…」という声も少なくありません。
金融機関ごとに審査基準は異なり、中には思いがけないポイントで不利になることもあります。
やみくもに審査を出すより、お客様の内容をじっくりお聞きして、より審査に通りやすい金融機関をご紹介させていただいます。


